
徹底的な水の清浄化 その意義

当院は
世界最高峰の
水の清浄化に
こだわります
血液透析において
RO(逆浸透)装置を用いて
水を徹底的に清浄化することは
単なる
きれいな水を
使うための準備
ではありません
それは
患者の命と長期的な
生活の質(QOL)を守り
重篤な合併症を
防ぐための絶対条件
です
その意義が強調される理由は
主に以下の3点に集約されます
1. 血液と接触する
「水の量」が
圧倒的であること
健康な人が1日に飲む水の量は
約2リットルですが
1回の血液透析(約4時間)で使用される
透析液の量は
120〜150リットルにも及びます
この膨大な量の透析液が
ダイアライザー(人工腎臓)の
極めて薄い膜を
隔てて患者の血液と触れ合います
もし水の中にわずかでも不純物や
毒素が含まれていれば
その影響は途方もなく
蓄積されてしまいます
2. 「エンドトキシン」の
侵入による
慢性炎症の阻止
私たちが普段使っている水道水には
死滅した細菌の細胞壁の破片である
「エンドトキシン(内毒素)」
が含まれています
RO装置はフィルターを通して
この極めて微小な
毒素を物理的に排除する
重要な役割を担います
もし清浄化が不十分で
エンドトキシンで
汚染された透析液が
血液側に混入すると
体が異物とみなして
免疫反応を起こし
慢性的な微小炎症を引き起こします
これが何年 何十年と繰り返されると
以下のような重篤な
合併症の直接的な原因となります
透析アミロイドーシス
(手根管症候群や
激しい関節痛を引き起こす)
動脈硬化の促進
(心筋梗塞や脳卒中のリスク上昇)
透析性貧血の悪化
(造血ホルモン剤が効きにくくなる)
3. 現代の高性能な透析治療に
おける必須条件
現在の透析医療では老廃物をより
効率的に除去するために
透析液側から血液側へと
意図的に水分を移動させる
「逆濾過(内部濾過)」が起こる
高性能な
ダイアライザーが主流になっています
さらに透析液そのものを
補充液として
直接体内に大量に注入する
オンラインHDF
(血液濾過透析)
という治療法を
当院では採用しています
これらの治療では
「透析液=直接血管内に入る点滴」
と同じ意味を持つため
無菌かつ無熱原
(エンドトキシンが限りなくゼロ)の
「ウルトラピュア(超純水)透析液」
であることが大前提です
厳格なRO清浄化なしには
現代の高度な透析治療は
決して成り立ちません
まとめ
血液透析における
RO水の清浄化とは
ただの衛生管理ではありません
「合併症を予防し、患者さんが
より長く元気に生きるための
治療の根幹」です
そのため透析施設では
日本透析医学会(JSDT)の
極めて厳しい水質基準を満たすべく
多大な労力とコストをかけて
毎日の水質管理を行っています


通常の血液透析(HD)と
オンラインHDF
(血液濾過透析)
の最大の違い
通常の血液透析(HD)と
オンラインHDF(血液濾過透析)
の最大の違いは
「老廃物を取り除く仕組み」と
それに伴う
「大量のクリーンな液(補充液)を
直接血管内に入れるかどうか」
にあります
簡単に言えばオンラインHDFは
通常の透析に
「強力な押し流し効果(濾過)」を
プラスしてより大きなしつこいゴミまで
ごっそり洗い流す
人間の本来の腎臓の働きに
より近い治療法です
1. 老廃物を抜く
「仕組み」の違い
特徴通常の血液透析では
(濃度の差を利用して物質を移動させる)
拡散
除去できるものは
ティーバッグをお湯に浸して成分を
じわじわ染み出させるような
クレアチニンなど
小さな老廃物(小分子)小さな老廃物
に限られます
当院の濾過透析では
上記に加え濾過
(圧力をかけて
水分と一緒に押し流す)
少し大きめの老廃物
(中〜大分子タンパク質)まで
エスプレッソマシンのように
圧力をかけて一気にドリップします
2. なぜ「オンライン」
と呼ぶのか?
圧力をかけて(濾過して)
大量の水分と老廃物を絞り出すと
血液がドロドロになってしまいます
そのため絞り出した分と
同量の「補充液」を
体に入れる必要があります
従来のHDF(オフライン)では
ボトルやバッグに入った
市販の補充液(点滴)を
吊るして使っていました
コストや手間の問題で1回あたり
数リットルしか補充できませんでした
オンラインHDFでは
透析装置に供給される
「透析液そのもの」を
そのまま補充液として直接血液回路に
注入(数十リットル規模)します
装置がオンラインで繋がっているため
こう呼ばれます
大量の液で血液を洗い流すことで
圧倒的な除去効率を
生み出しますが
ここで前回解説した
RO水による
超純水(ウルトラピュア)透析液が
絶対条件となります
少しでも汚染された液を数十リットルも
直接血管に入れたら
たちまち重大な感染症や
発熱を引き起こしてしまうからです
3. オンラインHDFが
もたらす
患者さんへの
メリット
より広い範囲の老廃物を取り除けるため
通常の透析では解決しにくかった様々な
合併症の予防・改善が期待できます
関節痛(透析アミロイドーシス)の予防
通常の透析では抜けにくい
「β2-ミクログロブリン」
という中程度の大きさのタンパク質を
強力に除去し
手根管症候群や関節の痛みを
防ぎます
透析中の血圧の安定:
末梢血管の抵抗性が改善され
透析中に急激に血圧が下がる
リスクが減るとされています
しつこい「かゆみ」や
「ムズムズ感」の軽減
皮膚の強いかゆみや
脚がムズムズして眠れない
症状(レストレスレッグス症候群)が
和らぐ患者さんが多くいます
貧血の改善
赤血球を作るホルモンの働きを
邪魔する物質も
除去されやすくなり
貧血の薬が効きやすくなります
現在 厳しい水質管理をクリアした
日本の施設では
このオンラインHDFが導入されており
透析患者さんがより長く
元気に過ごすための
強力な武器となっています


安全のために
消毒までこだわり
熱水消毒システム
1. 頑固な「バイオフィルム」
を防ぎ極めてクリーンな
透析液を維持
透析装置の細かな配管内には
「バイオフィルム」と呼ばれる細菌のバリア
(ぬめりのような膜)が発生します
この膜は薬剤を弾いてしまうため
通常の薬液消毒では
完全に除去することが困難です
高温の熱水はバイオフィルムを強力に破壊し
新たな形成も防ぎます
これにより常に最高レベルの清浄度を
保った透析液をご提供できます
2. お身体への負担を軽減
(薬液残留リスク・ゼロ)
化学薬品を使用しないため
微量な薬液が体内に
流入する心配がありません
薬品によるアレルギー反応やかゆみ
長期的な合併症のリスクを
大幅に抑えることができるため
敏感な体質の方でも
安心してお受けいただけます
3. 環境とスタッフにも優しい
有害な化学廃液を排出しないため
地球環境に優しいシステムです
また治療を行うスタッフが
薬品の強い臭いや
刺激に晒されないため
より安全な環境で
患者さまへの質の高いケアに
集中することができます
安心できる透析ライフのために
透析治療は週に何度も
そして長く付き合っていく
大切なライフラインです
だからこそ私たちは直接身体に触れる
「水」と「洗浄」の質に
一切妥協しません
患者さまにより安全で
優しい透析治療のため
当クリニックでは患者さまの
身体への負担を最大限に減らし
安心して治療に専念していただける
環境づくりに努めています
そのこだわりの一つが
血液透析装置の
「熱水消毒システム」の導入です
当クリニックの
「熱水消毒」と
一般的な
「薬剤消毒」の
違い
多くの透析施設では
装置の洗浄・消毒に化学薬品(薬液)
が使用されています
もちろん安全基準を満たすよう徹底した
すすぎが行われますが
当クリニックでは
患者さまの更なる安全と安心を追求し
「熱水消毒」を採用しています
比較項目
従来の消毒では
消毒用の化学薬品(次亜塩素酸など)が
極微量に残る可能性がゼロではないため
薬品によるアレルギーや刺激のかゆみや
過敏反応の原因になることがある
当院の「熱水消毒」では
80℃以上の高温の
熱水消毒
がもたらす
3つのメリット
お身体への負担を軽減
(薬液残留リスク・ゼロ)
化学薬品を使用しないため
アレルギー反応やかゆみなど
長期的な合併症の
リスクを大幅に抑えることができます
敏感な体質の方でも安心です
よりピュアでクリーンな
透析液を維持
高温の熱水が装置の隅々の
細かな配管まで行き渡り
細菌やウイルスの繁殖を
強力にリセットし
常に極めて清浄度の高い透析液を
ご提供します
環境とスタッフにも優しい
有害な廃液を排出しないため
地球環境に優しく
治療を行うスタッフが薬品の臭いや
刺激に晒されないため
より質の高い患者さまへの
ケアに集中できます
安心できる透析ライフのために
透析治療は週に何度も
そして長く付き合っていく
大切なライフラインです
だからこそ
私たちは直接身体に触れる
「水」と「洗浄」の質に
一切妥協しません